新年度が始まって3日が経ちました。
初日にはおうちの方と離れるのが寂しくて泣いていた子どもたちも
少しずつ慣れてきたのか笑顔で過ごす時間が増えてきています。
今日、0、1歳児のたんぽぽ組ではままごと遊びを行い、
それぞれが思い思いに遊んでいます。
そんな中、不意に寂しくなった子が泣き出してしまいました。
すると、それを見ていたある子が、自分の持っていた玩具を泣いている子に差し出し、
その子が泣き止むまで他にも沢山の玩具を集めてきて
、一緒に遊んであげていました。
おうちの方に話を聞くと、その子には年上の兄弟がおり、
その子が泣いたときにはお兄ちゃん、お姉ちゃん達から
いつも慰めてもらったり面倒を見てもらったりしているということでした。
自分がしてもらって嬉しかった体験が多い程、
ほかの友達にも優しくしてあげることが出来ます。
日頃からお便りなどでもお伝えしていることですが、
児童心理学者の佐々木正美先生が
「思いやりの心を育てるには喜びの共感が必要」と具体的に分かりやすく言われている通り、
まだ言葉でのコミュニケーションを取ることは難しい子ども達でも、
言葉はなくても相手のことを思いやる事は出来るのだなと嬉しく感じました。
これからも子ども達同士の関わりがたくさん取れるよう働きかけていきたいと思います!