2歳児から行った芋掘りで、事前に歌ったり絵本でお芋を見たりして何日も前から楽しみにしていた子どもたちは、
バスの中でも、はりきって「大きなお芋を掘るよ」と元気いっぱいでした。
いざ畑に着くと、もこもこ盛り上った土のどこに芋が隠れているのか、いもづるをたよりにさがしあて、
見えているのになかなか出てきてくれない芋を小さな手で一生懸命掘っていました。
絵本や写真ではわからない、掘りだすまでの大変さ、触った感触、土が一杯ついたお芋、まっくろに汚れた手、
手にしたお芋のずっしりとした重みなどなど自分だけでは足りず、目についた友達、先生一人一人に「とれたよ」「みてみて」
と大興奮でした。
この喜びの共感が子どもにとって何よりうれしい一瞬で、仲間や周りの人たちの存在を意識したり、
自分の気持ちが満たされたりするのを感じる瞬間でもあるのだと感じます。
後日、掘ったお芋で、お母さんが作ってくれたものを尋ねると、子どもたちからたくさんの声が返ってきました。
すぐに料理して食べたことで、子どもたちの喜びはよ り一層大きくなったと思います。