年中組で、縄跳びの練習後にころがしドッヂボールをしていきました。
きく組は初めてでしたが一生懸命ボールから逃げ、
当たってしまった後も枠の外に出て他の子にボールを
当てられるように狙いながら、
とても楽しんでゲームすることが出来ました。
しかし、中に一人「ボールが怖い」と泣きだしてしまう子どもがいました。
その子に対して、
周りのほとんどの友達は
「○○ちゃんが泣いている!」「どうしたんだろう」と戸惑う様子が見られました。
その子に「大丈夫だよ」「一緒に逃げよう」等と優しく声をかけ、
手を握って一緒に逃げてあげている子がおり、
「誰だろう?」とよく見てみると、つい最近まで、
恥ずかしくて積極的に友達に話しかける事が出来なかった子でした。
その2人の様子を見守りながらゲームを続けていくと、
最後には泣いていた子も笑顔でゲームに参加することが出来ていました。
些細な事かもしれませんが、
その子にとっては
「自分から声をかける事が出来た」「お友達を助ける事が出来た」ととても嬉しく、
大きな一歩を踏み出せた瞬間です。
これからも常に手助けをするのではなく、子ども達の関わりを見守りながら、
保育をしていきたいと思います。